犬の歯周病の見分け方!初期サインからチェック方法・予防までやさしく解説

  • URLをコピーしました!

犬の歯周病は、初期のうちは口臭や歯ぐきの赤みなど、小さな変化から始まります。しかし、見た目では気づきにくく、放っておくと歯が抜けたり全身に悪影響を及ぼすため、注意が必要です。

この記事では、犬の歯周病を見分けるポイントを初期〜重度までわかりやすく解説。自宅でできるチェック方法や、動物病院で行われる検査、日常ケアのコツまで詳しく紹介します。

目次

犬の歯周病はどう見分ける?

犬の歯周病は、初期のうちは見た目の変化が少なく、飼い主が気づきにくい病気です。しかし、早い段階で気づいてケアを始めれば、重症化を防ぐことができます

歯周病は時間をかけて少しずつ進行するため、日常の中で「いつもと違うサイン」に気づくことが大切です。

ここでは、飼い主が自宅で確認できるチェックポイントと、動物病院で行われる検査の流れをわかりやすく解説します。

歯周病の進行と見分け方の基本

犬の歯周病は、「歯肉炎(しにくえん)」→「歯周炎(ししゅうえん)」という2段階で進行していきます。

初期の歯肉炎は、歯の表面についた歯垢が原因で歯ぐきに炎症が起きた状態です。

この段階では、まだ歯を支える骨は壊れていないため、早めにケアすれば元の健康な状態に戻すことができます。

次のようなサインが見られたら、歯周病の初期段階を疑いましょう。

  • 口臭が強くなる
  • 歯ぐきが赤く腫れる
  • 歯みがきや食事のときに出血する

もし放置してしまうと、炎症が歯ぐきの奥まで進行し「歯周炎」と呼ばれる状態になります。この段階では、歯を支える骨が溶け始め、歯がぐらついたり、食べづらそうにしたりといった症状が見られます。

これらのサインを見逃さず、早めに気づくことが健康維持の第一歩になります。

早期発見が大切な理由

歯周病は、初期のうちなら歯みがきや歯石除去などのケアで改善できますが、進行すると治療が難しくなります。

歯を支える骨が破壊されると、最終的には歯が抜けてしまうことも。さらに怖いのは、歯周病菌が血液に入り込み、心臓や腎臓などの全身に悪影響を及ぼす可能性があることです。

これにより、心内膜炎や腎不全などの重大な病気を引き起こすこともあります。

だからこそ、「口が臭う」「歯ぐきの色がいつもと違う」といった小さな変化に気づいた段階で、早めにチェックすることがとても大切です。

最近では、動物病院での検査に加え、自宅でも簡単に歯周病リスクを確認できる検査方法も登場しています。

無理なく定期的にチェックする習慣をつけることで、愛犬の歯と健康を長く守ることができるでしょう。

自宅でできる歯周病の見分け方・チェックポイント

犬の歯周病は、日常の中で小さなサインを見逃さないことが早期発見につながります。

ここでは、自宅で簡単にできるチェック方法を紹介します。

口臭の強さをチェック

まず注目したいのが口のにおいです。

「最近、口が臭う気がする」「前よりにおいが強くなった」と感じたら、歯周病の初期サインかもしれません。

特に、生ごみのようなにおいやすっぱいにおいがする場合は、歯垢や歯石の中で細菌が増えている可能性があります。

年齢のせいと思って放置せず、日ごとに臭いが強まっていないかを確認してみましょう。

歯ぐきの色や腫れを確認

健康な犬の歯ぐきは、淡いピンク色でハリがある状態です。

鏡を使ってそっと確認してみて、歯ぐきが赤くなっている・ぷっくり腫れている・出血しているようなら炎症が起きているサインです。

また、進行すると歯ぐきの色が紫色や黒っぽく変化することもあります。痛みがなくても炎症は進んでいることがあるので、色の変化は要注意です。

歯の汚れ・歯石の付き方

歯の表面に黄ばみや茶色いかたまりが見られたら、それは歯石です。特に奥歯や犬歯の根元に歯石がつきやすく、歯ブラシでは落としにくくなります。

歯石は細菌のすみかになり、そこから歯ぐきの炎症を引き起こすことも。軽い汚れの段階で気づければ、早めのケアで改善できます。

食べ方・行動の変化

「最近、食べるスピードが遅い」「ごはんを残すことが増えた」そんな変化も歯周病のサインのひとつです。

歯や歯ぐきに痛みがあると、犬は硬いフードを避けたり、片側の歯だけで噛んだりするようになります。また、痛みをかばうために首をかしげて食べる・途中でやめるといった仕草も見られます。

食べる量やスピードの変化は、毎日の観察で気づきやすいポイントです。

よだれや口元の汚れ

歯周病が進行すると、炎症や膿の影響でよだれが増えることがあります。よだれが多いと、口のまわりの毛が濡れてベタついたり、固まったりすることも。

また、よだれに細菌が含まれていると、口元の皮膚が赤くただれることもあります。普段より口元が汚れやすくなった、においが気になると感じたら、歯ぐきの状態をチェックしてみましょう。

自宅で手軽にチェックできる「歯周病検査キット」もおすすめ

歯周病は、見た目だけでは進行の程度を判断しにくい病気です。

「口臭があるけど、どのくらい進んでいるのかわからない」「歯ぐきの赤みは一時的なものかも」といったように、自分の目で見るだけでは、正確な状態を見落としてしまうこともあります

そんなときに役立つのが、自宅で簡単に歯周病リスクを測定できる「ワンちゃんのための歯周病検査キット マウスーン(Mouthoon)」です。マウスーンは、口内から検出された原因菌の量から、歯周病のリスクが測定できる検査ツール。

動物病院に行く前のセルフチェックとして、いま多くの飼い主に選ばれています。

歯を擦るだけの簡単検査

検査方法はとてもシンプル。専用スワブで愛犬の歯をこすり、採取した検体をポストに投函するだけです。

スワブの先端は柔らかい素材のため愛犬への負担が少なく、ご自宅で採取、投函するだけで結果は専用サイトで確認できます。

「忙しくて病院に行く時間がない」「まずは自宅で確認してみたい」という飼い主にもぴったりです。

歯周病リスクを数値で見える化

マウスーンでは、犬の歯周病の主犯格である「グラエ菌」と「ジンジバリス菌」を対象として測定し、その結果をリスクレベルとして数値で表示します。

これにより、見た目では判断しづらい歯周病のリスクまで把握できるのが大きな特徴です。

自分で見るだけでは気づけない初期段階の変化も、マウスーンなら科学的にチェックできるため、早めのケアにつなげることができます。

結果をもとに口腔ケアの改善にも活用できる

検査結果を確認したあとは、日々の歯みがきや食生活を見直すきっかけにもなります。

リスクが高めなら「歯みがきの頻度を増やす」「歯石除去を検討する」など、具体的なケアプランを立てやすくなるのがポイントです。

また、定期的にマウスーンで検査を行えば、ケアの効果を“見える形”で確認することも可能。「前回より数値が下がった」などの変化を把握でき、愛犬の口内環境の維持に役立ちます

歯周病と間違えやすい症状にも注意

口臭や食欲の変化が見られると「歯周病かも」と感じる飼い主さんも多いと思います。

しかし、同じような症状が出る別の病気もあるため、自己判断で「歯周病だ」と決めつけてしまうのは危険です。

ここでは、歯周病と間違えやすい代表的な症状・病気を紹介します。

口内炎や歯の破折

歯周病と同じように、口の中の痛みや口臭が見られるのが「口内炎」や「歯の破折(はせつ)」です。

口内炎は、歯ぐきや舌、ほっぺの内側などの粘膜が炎症を起こした状態で、小さな赤いできものや白い潰瘍(かいよう)が見られることがあります。

食べ物がしみたり、痛みで食欲が落ちることもあるため、歯周病と勘違いされやすい病気です。

また、硬いものを噛んだ衝撃などで歯が欠けたり折れたりすると、そこから神経が露出して強い痛みが生じます。見た目は歯周病と似ていますが、実際には歯自体の損傷が原因です。

歯が折れたまま放置すると細菌が入り込み、歯髄炎(しずいえん)などに進行する恐れもあるため、異常を感じたら早めに動物病院で診てもらいましょう。

胃腸の不調や腎臓疾患

「口が臭う」「食欲がない」という症状は、内臓の病気が原因となることも考えられるでしょう。

たとえば、胃や腸の調子が悪いと、消化不良によって口臭が強くなることがあります。特に空腹時や食後ににおいが目立つ場合は、消化器系のトラブルを疑うことも必要です。

さらに、腎臓の病気(腎不全など)では、血液中の老廃物がうまく排出されず、口からアンモニアのようなツンとしたにおいがすることがあります。

食欲の低下や元気のなさ、体重減少などの全身的な変化も見られる場合は、歯だけでなく体全体の健康チェックが必要です。

唾液腺や口腔腫瘍などの疾患

口の中やその周辺の組織に起こる病気の中には、歯周病と似た症状を示すものもあります。

たとえば、唾液腺の炎症(唾液腺炎)や詰まり(唾液腺嚢胞)が起きると、口の中やあごの下が腫れ、痛みや違和感が出ることがあります。これを歯ぐきの腫れと勘違いするケースも少なくありません。

また、口の中にできる腫瘍(しゅよう)も注意が必要です。初期は小さなできものやしこりとして現れますが、進行すると出血や口臭、食べづらさなど、歯周病とよく似た症状を示します。

歯周病を防ぐために今日からできるケア

歯周病を防ぐには、見分け方を知るだけでなく、日々のケアを続けていくことが大切です。

ここでは、今日からすぐに始められる歯周病予防の基本を紹介します。

毎日の歯磨き習慣

歯周病予防の基本は、やはり毎日の歯磨きです。歯の表面についた歯垢(しこう)は、放っておくと数日で歯石に変わり、そこから細菌が増えて歯ぐきの炎症を引き起こします。

最初は嫌がる犬も多いですが、無理せず少しずつ慣らしていくのがコツです。指で軽く触れるところから始め、慣れてきたらガーゼや指サック型の歯ブラシを使いましょう。

最終的には犬用の歯ブラシで、歯と歯ぐきの境目をやさしくなでるように磨くのが理想です。

デンタルケアグッズの活用

歯磨きが苦手な犬や、忙しくて毎日は難しい飼い主さんには、デンタルケアグッズを上手に活用する方法もあります。

たとえば、

  • デンタルガム:噛むことで歯垢をこすり落とす効果が期待できます。
  • デンタルスプレーやジェル:歯に直接スプレーしたり、ガーゼにつけて拭くだけでケアできるタイプ。
  • 歯磨きシート:出先でもサッと使える便利なアイテムです。

こうしたグッズは歯磨きの代わりではなく、日常ケアのサポートとして使うのがおすすめ。愛犬の性格や生活リズムに合ったアイテムを選び、無理のない範囲で続けることが大切です。

定期的なチェック

どんなにケアをしていても、歯周病は少しずつ進行することがあります。そのため、定期的に口の中の状態をチェックすることが欠かせません。

チェックの目安は、

  • 口臭が強くなっていないか
  • 歯ぐきが赤くなっていないか
  • 歯石がたまっていないか

などを週に一度確認するだけでも十分です。

また、記事の前半でも紹介した「マウスーン(Mouthoon)」なら、唾液を使って自宅で簡単に歯周病リスクをチェックできます。

通院が難しいときのセルフケアの一環として、定期的な歯みがきとあわせて活用すると安心です。

早めの気づきと日々のケアが歯周病予防のカギ

犬の歯周病は、最初は口臭や歯ぐきの赤みといった小さなサインから始まります。早い段階で気づき、ケアを始めれば、重症化を防ぎ、歯を長く健康に保つことができます。

自宅でのチェックや日々の歯みがき習慣に加えて、定期的な動物病院での検診も大切です。最近では、自宅で歯周病リスクを調べられる簡易検査キットも登場しており、忙しい飼い主さんにも強い味方となっています。

「口臭が気になる」「歯ぐきが赤い」と感じたときこそ、早めのチェックが何よりの予防です。毎日のケアで愛犬の健康を守り、いつまでも元気に食事を楽しめるようにしてあげましょう。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次