愛犬の口臭が生臭い、ドブ臭い、魚くさい——そんなにおいを感じたことはありませんか?
実はこのような臭いの変化は、単なる「口の汚れ」ではなく、歯周病や内臓のトラブルといった病気のサインであることもあります。
特に犬の口臭は、においの種類によって原因が異なるのが特徴です。この記事では、「魚のような生臭さ」「ドブのような腐敗臭」などの臭いごとに考えられる病気や、自宅でできるケア・チェック方法を初心者にもわかりやすく解説します。
愛犬の口臭が気になる場合に考えられる原因

犬の口臭には、さまざまな原因があります。 「なんとなく臭うな…」と感じるだけでも、実は体の中でトラブルが起きているサインかもしれません。
ここでは、代表的な原因を一つずつ見ていきましょう。
歯周病
犬の口臭の原因で多いのが、歯周病です。
食べかすが歯の隙間に残ると、細菌が繁殖して歯垢や歯石になります。この中で細菌が毒素を出すことで歯茎が炎症を起こし、腐ったような臭いに。
歯周病が進行すると、歯がぐらついたり、膿が出たり、食欲が落ちることもあります。初期段階では見た目に変化が少ないため、「におい」に気づいた時点で早めのチェックが大切です。
ストレス
一見関係なさそうですが、ストレスも口臭の原因になることがあります。
ストレスがかかると、唾液の分泌量が減り、口の中が乾きやすくなります。唾液には細菌を流す役割があるため、乾燥すると細菌が増え、口臭が強くなるのです。
環境の変化や長時間の留守番、運動不足などもストレス要因として考えられています。普段と違う生活リズムが続くときは、においの変化にも注意してあげましょう。
乾燥
乾燥した室内や、水をあまり飲まない生活も口臭を悪化させる原因です。犬の口の中は常にしっとりした状態が理想ですが、乾燥が続くと細菌が繁殖しやすくなります。
特に、暖房を使う冬場や、口を開けてハアハアと呼吸する犬種は乾燥しやすい傾向です。飲み水を清潔に保ち、湿度を調整してあげるだけでも予防効果があります。
口腔内の腫瘍
もし急に口臭がきつくなった場合は、口の中にできもの(腫瘍)ができている可能性も。腫瘍部分で炎症や出血、壊死が起きると、強い腐敗臭のようなにおいが出る場合もあるでしょう。
歯磨きを嫌がるようになったり、片側だけで噛むような仕草が見られるときは注意が必要です。早期に発見できれば治療できる場合もあるため、気になるときは動物病院での診察をおすすめします。
腎臓や肝臓の病気
アンモニア臭のようなツンとした口臭は、体内の老廃物がうまく排出できていないサインかもしれません。特に腎臓や肝臓が弱ってくると、血液中の毒素が増え、口臭として表れることがあります。
老犬や持病のある犬では特に注意が必要です。元気がない、食欲が落ちているなど他の症状もある場合は、早めに検査を受けましょう。
食糞
意外と多いのが、食糞(しょくふん)による口臭です。自分や他の犬のうんちを食べてしまう行為で、口の中に強い悪臭が残ります。
原因は栄養バランスの乱れや、退屈・ストレスなどさまざま。放っておくと細菌が繁殖しやすく、口内環境が悪化して歯周病のリスクも高まります。
口臭の特徴ごとに考えられる病気

ここでは、においの特徴によって、考えられる原因や病気についてご紹介します。現在悩んでいる口臭の特徴と照らし合わせながら、参考にしてみてください。
魚のような生臭いにおい
考えられる原因
- 歯周病(細菌の繁殖による炎症)
- 歯石・歯垢の蓄積
- 口内炎・歯肉炎
- 口腔内の傷口の感染
魚が腐ったような生臭いにおいがする場合、歯周病や口内炎など、口の中で細菌が繁殖している可能性があります。
歯石の中に細菌がたまり、歯茎が炎症を起こすと強い悪臭の原因です。口の中を確認すると、歯石がついていたり、歯茎が赤く腫れていたりすることも。
早めに歯磨きケアや検査キットで口腔状態をチェックしましょう。
ドブのような臭い・腐敗臭
考えられる原因
- 歯槽膿漏(歯茎や骨の奥で膿が溜まっている)
- 重度の歯周病
- 歯根の感染(歯の根に膿ができている)
- 口腔内での壊死や組織の腐敗
ドブのような強烈なにおいがする場合は、重度の歯周病や歯槽膿漏の可能性があります。歯茎の奥に膿がたまり、細菌が繁殖していることで、腐ったような臭いが感じられるでしょう。
放置すると歯が抜けることもあるため、動物病院での治療が必要です。「口を触ると嫌がる」「食べづらそうにしている」といった行動がある場合は、すぐに受診をしましょう。
アンモニアのようなツンとした臭い
考えられる原因
- 腎不全(老廃物の蓄積)
- 肝臓疾患(アンモニアの代謝異常)
- 尿毒症(体内の毒素が口臭として出る)
ツンと鼻につくアンモニアのような臭いは、腎臓の機能低下が関係していることがあります。
老廃物を体外にうまく排出できず、血液中に毒素がたまることで口臭として現れます。特にシニア犬では腎臓病が増える傾向にあるため、早めの血液検査がおすすめ。飲水量の変化やおしっこの量も一緒にチェックしましょう。
うんちや排泄物のような臭い
考えられる原因
- 食糞(自分や他の犬の排泄物を食べる)
- 消化不良・胃腸のガス
- 腸内細菌のバランス悪化
- 胃腸炎や寄生虫感染
口からうんちのようなにおいがする場合、消化器系のトラブルや食糞(しょくふん)が原因かもしれません。 腸内環境が乱れていると、胃や腸に残ったガスが口から出ることで臭いが強くなります。
また、自分や他の犬の排泄物を食べてしまう場合も、同様の悪臭が発生します。食事内容の見直しや、排泄後のすぐの片付けが効果的です。
酸っぱい臭い・すえた臭い
考えられる原因
- 胃酸の逆流(逆流性食道炎)
- 胃炎・胃潰瘍
- 空腹時間が長すぎることによる胃酸過多
- 消化不良
酸っぱいような臭い、すえたような臭いがする場合は、胃酸の逆流や胃炎などの消化器系疾患が考えられます。胃液が口の中まで上がってくると、独特の酸っぱい臭いが出ます。
嘔吐を繰り返していたり、食欲が落ちていたりする場合は、胃の不調を疑いましょう。軽度なら食事回数を増やすなどで改善することもありますが、続く場合は早めの受診が大切です。
甘いような異臭・フルーツ臭
考えられる原因
- 糖尿病(アセトン臭の発生)
- 膵臓の機能低下
- 高血糖状態が続いている
甘いような香りや、果物のようなにおいがするときは、糖尿病の可能性があります。体内の糖分がうまく使われず、アセトンと呼ばれる物質が増えることで、独特の甘いにおいを発します。
多飲多尿や体重減少などの症状が一緒に見られることもあるため、早めに動物病院で検査を受けましょう。
金属っぽい・血のようなにおい
考えられる原因
- 歯茎からの出血(歯肉炎・歯周病初期)
- 口内炎・歯茎の傷
- 歯磨き中の出血
- 血液を含んだ唾液の酸化臭
鉄のような金属臭や血のようなにおいは、歯茎の出血や口内炎などによるものです。歯磨きのときに血が混じる、歯茎が赤く腫れているといったサインがある場合は、炎症が起きています。
初期段階なら歯磨きケアや口腔洗浄で改善できますが、出血が続く場合は歯周病の進行を疑いましょう。
自宅でできる口臭チェックに「ワンちゃんのための歯周病検査キット マウスーン(Mouthoon)」がおすすめ

犬の口臭は、歯周病の初期サインであることも多く、早めに状態を知ることがとても大切です。
しかし、見た目だけでは「どのくらい進行しているのか」がわかりにくく、病院へ行くタイミングに迷う飼い主さんも多いでしょう。
そんなときに役立つのが、「ワンちゃんのための歯周病検査キット マウスーン(Mouthoon)」です。
ワンちゃんのための歯周病検査キット マウスーン(Mouthoon)とは?
「ワンちゃんのための歯周病検査キット マウスーン(Mouthoon)」は、愛犬の口内に潜む原因菌の量から歯周病のリスクを可視化できる、歯周病検査キットです。
検査方法はとてもシンプル。専用スワブで歯で歯と歯茎の間をこすり、検体をポストに投函するだけでOK。スワブの先端は柔らかい素材のため愛犬への負担が少なく、ご自宅で採取、投函することで結果は専用サイトで確認できます。
🐾 病院に行かなくても、自宅で“科学的に”歯の健康状態を把握できるのが、マウスーンの魅力です。
マウスーンの特徴とメリット
① 通院なしで、ストレスフリーに検査できる
病院が苦手な犬でも、飼い主の手で優しく検査できるため安心。
外出や診察のストレスを感じさせず、いつもの環境で行えるのが魅力です。
② 歯をこするだけの簡単ステップ
針や器具は不要。スワブの先端はやわらかい素材で、痛みや出血の心配もありません。歯と歯茎の間をしっかりとこすり郵送するだけで、検査が完了します。
③ 原因菌を特定し、リスクを数値で把握
マウスーンでは、歯周病の主犯格である「グラエ菌」や「ジンジバリス菌」のDNAを直接測定。検出された菌の量から、歯周病のリスクレベルを数値で表示します。これにより、目では見えないリスクを可視化できます。
④ 早期発見・予防ケアに役立つ
歯周病は、見た目の異常が出るころにはすでに進行していることが多い病気。マウスーンを定期的に使うことで、初期の段階からリスクを察知し、 「歯磨きを強化する」「動物病院で早めに相談する」といった予防行動につなげられます。
⑤ 検査結果はスマホで簡単確認&記録管理
結果は専用ウェブサイトから確認でき、過去のデータとも比較可能。「前よりリスクが下がった」「ケアの効果が出ている」など、継続的な健康管理ツールとしても活用できます。
こんな飼い主さんにおすすめです
- 愛犬の口臭が気になるけれど、病院に行くほどか分からない
- 歯みがきをしても臭いが改善しない
- 口の中を見せてくれないため、状態を確認できない
- シニア犬や小型犬で歯周病が心配
- 定期的に口内の健康状態をチェックしたい
歯周病菌は“生きても死んでも”厄介!?愛犬のお口の中で起きていること

犬の口臭の身近な原因として怖い歯周病。「うちの子、ちょっとお口が臭うな…」そんなとき、お口の中では想像以上のことが起きているかもしれません。
歯周病菌がどんなふうに生きて、どんな悪さをしているのかを、その危険性についてさらに詳しくみていきましょう。
歯垢は細菌のマンション!?酸素が嫌いな歯周病菌のすみか
歯垢は、食べカスそのものではなく、食べ物に含まれるたんぱく質や糖分をエサにして細菌が増え、集まってできたものです。
細菌は自分たちを守るために「菌体外多糖」というネバネバした成分を出し、それがバイオフィルムと呼ばれる膜のような構造を作ります。これが細菌のマンションです。
バイオフィルムの中は酸素が届きにくいので「酸素が嫌い」な嫌気性菌がどんどん増えていきます。中でもワンちゃんの歯周病菌の主犯格と言われているのがグラエ菌とジンジバリス菌です。
やがて歯垢が石灰化して歯石になります。これは死んだ細菌のかたまりです。こうなると歯ブラシだけでは落とせないので、動物病院で専門的な除去が必要になります。麻酔が必要になりますがワンちゃんの体への大きな負担にもなります。
口臭の正体は“細菌のうんち”だった!?
歯周病菌がタンパク質などを分解する過程で揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれる硫黄ガスを発生させます。これは専門的には「代謝産物」と表現されますが、菌にとっては“食べた後に出す老廃物”のようなもので、例えるなら「細菌のうんち」ともいえるのです。それがあのイヤ~な臭いの正体です。
代表的なVSCには次のようなものがあります。
- メチルメルカプタン:強い悪臭。腐った玉ねぎのようなにおい。
- 硫化水素:人体にも有害なガス。腐った卵のようなにおい。
- ジメチルサルファイド:生ごみのようなにおい。
特に、メチルメルカプタンは「毒物および劇物取締法」などの法律で毒物に指定されており、その毒性は青酸ガスに匹敵、あるいはそれ以上ともいわれています。
歯周病菌は、死ぬときにも毒を出す!?
歯周病菌は、生きているときも、死ぬときも厄介な細菌です。生きている間は「タンパク質分解酵素」を出して歯ぐきの組織を壊し、歯周ポケットを広げていきます。
さらに、死ぬときには「内毒素(エンドトキシン)」を放出し、これが血液中に入ると全身の炎症やさまざまな疾患の引き金になることがあります。
お口が臭い=歯周病?とは言い切れません
「うちの子 口臭いから今からやっても無駄」という飼い主さんがいますが、そんなことはありません。臭いの原因が歯周病菌による硫黄ガスであれば、菌を減らすケアを行うことで改善が見込めます。
ただし、犬の口臭は歯周病だけではなく、内臓疾患が関係していることもあります。だからこそ、毎日の口腔ケアを続けることで、体調の変化に早く気付いてあげることが大切です。
お口の健康を守ってあげられるのは飼い主さんしかいないのです。毎日のお口のケアの積み重ねが、愛犬の健康と笑顔を守ります。
マウスーンで「見えない口臭リスク」を防ぎましょう!
約80%のワンちゃんが2歳までに何らかの歯周疾患を発症していると言われるほど身近な病気です。「臭いがするけど、まだ大丈夫」と油断している間に、歯茎の炎症や歯のぐらつきが進行することも。
マウスーンを取り入れれば、そんな「見えないリスク」を早めにキャッチできます。歯磨きや食事ケアと併せて、月1回の健康チェック習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。
愛犬の口臭予防におすすめのポイント

犬の口臭は、ちょっとした日々の習慣でしっかり予防することができます。「口が臭くなってから対処する」のではなく、普段から口の中を清潔に保つことが大切です。
ここでは、今日から始められる口臭ケアのポイントをご紹介します。
毎日の歯磨きを習慣化する
口臭予防の基本は、毎日の歯磨きです。犬も人と同じように、食べ物の汚れが歯に残ると細菌が増え、臭いの原因になります。
最初は歯ブラシに慣れさせるところから始めましょう。指にガーゼを巻く・おやつ味の歯磨きジェルを使うなど、無理せず少しずつ進めれば大丈夫です。
「毎日が難しい…」という場合は、まずは週数回からでもOKです。
デンタルケアグッズを上手に活用する
「歯磨きが苦手」「忙しくて毎日は難しい」という方は、デンタルガムや歯磨きシート、口腔ジェルなどのケアグッズを活用しましょう。
- 噛むだけで汚れを落とせるデンタルガム
- 指で軽く拭くだけの歯磨きシート
- 水に混ぜるだけの口腔ケア液
など、続けやすいアイテムがたくさんあります。歯磨きと組み合わせると、さらに効果的です。
食生活を見直して口内環境を整える
食事の内容も口臭に大きく関わります。柔らかいフードばかりだと歯につきやすいため、ドライフードや歯にくっつきにくい食事を選ぶのも有効です。
また、テーブルからおすそ分け(人間の食べ物)は、塩分や脂肪分が多く口臭を悪化させる原因に。バランスの良いフードを選び、食事の質を整えることもケアのひとつです。
口の中を定期的にチェックする
愛犬の口の中を、定期的に観察する習慣をつけましょう。
- 歯茎の色が赤い・黒い
- 口内にできものがある
- 歯がぐらついている
- よだれが増えた
など、気になるサインが早めに見つかれば、すぐに対応できます。「いつもと違うかも?」と感じた時点で、ケアや受診を検討しましょう。
歯周病検査キットで定期的にチェックする
口臭の原因が歯周病かどうかは、見た目だけでは判断できないこともあります。そんなときは、自宅で使える歯周病検査キットを活用するのがおすすめです。
- においの原因が歯周病か確認できる
- 病院へ行く前の判断材料になる
- 早期発見・早期ケアにつながる
犬の口臭の大きな原因として考えられるのが歯周病です。原因がわからない場合、まずは「ワンちゃんのための歯周病検査キット マウスーン(Mouthoon)」で歯周病リスクについて検査してみましょう。
症状が軽いうちに気づいてあげられるため、愛犬の歯と健康を守るうえで非常に心強いツールです。
口臭の変化は愛犬からのサイン。早めのチェックで健康を守ろう

犬の口臭は、単なるにおいトラブルではなく、歯周病や体の不調を知らせるサインです。「魚くさい」「ドブのような臭い」「生臭い」など、においの種類ごとに原因は異なりますが、いずれも放置すると悪化し、歯のぐらつきや内臓疾患などへつながる可能性があります。
まずは、日々の歯磨きや食生活の見直しで、口の中を清潔に保つことが第一歩。定期的なケアとチェックを続けることで、愛犬の健康を守りましょう。

